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IRとオンラインカジノの関係性は?日本でカジノが合法になる?

IRとオンカジの関係性

2030年の開業に向けて着々と準備が進められている大阪のIR施設。日本初のランドカジノの誕生を心待ちにしている人もいることでしょう。

一方で芸能界やスポーツ界からも摘発者が続出しており、嫌な雰囲気が漂っているのがオンラインカジノです。

どちらもカジノゲームが楽しめるという共通点がありますが、IRとオンラインカジノには一体どんな関係性があるのでしょうか。違法や合法の違いも気になるところです。

今回はIRとオンラインカジノの関係性・法律の適応について詳しく解説します。

目次

IRとは?日本初の総合型リゾートのこと

IRとは
引用:首相官邸HP

そもそもIRとは何かについて解説します。

カジノがかなりピックアップされていますが、IRはカジノ施設ではありません。

IRとはIntegrated Resortの略で、カジノ施設とレクリエーション施設、展示施設、宿泊施設が一体となった総合型リゾート施設のことを言います。

みなさんもご存知の、海外のマリーナベイサンズやウィン・ラスベガスもIR施設です。

施設は全部で6号まであり、カジノは第6合に該当します。

種類施設
第1号国際会議場
第2号展示場
第3号アリーナ/劇場
第4号コンシェルジュ
第5号ホテル
第6号上記に該当しない観光客誘致の施設
IR目的
引用:首相官邸HP

ホテルがあれば旅行者が宿泊可能で、飲食店やショッピングモールで楽しむことができます。

国際会議場や展示場があれば、仕事で海外からIRにたくさんの人を集めることができます。

カジノもそのひとつで、仕事や観光とは無関係のカジノ目的の来日もかなり期待されています。

大阪にIRを作るのはIR施設だけの利益ではなく、周辺の観光地や飲食店・ショッピング施設などへの売上増加も見込んだ計画となっています。

IR法案とは?日本のカジノのルール

IR法案
引用:首相官邸HP

IRと同じくよく耳にするのがIR法案です。簡単に言えば、日本のカジノのルールのことを言います。

正確には「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」という名前ですが、長くて難しい名前なので多くの人がIR法案と呼んでいます。

IR法案は利用者に対して作られた法案ではなく、IR事業者に対して作られた法案です。

IR法案の詳細
  • 取得すべき免許や承認
  • 暴力団や青少年への悪影響への対策
  • マネーロンダリング対策
  • ギャンブル依存症への対策

IR施設が日本にできることで懸念されている問題への解決策やルールを、IR事業者に向けてこと細かく指定しているのがIR法案です。

ただ、利用者に大きな影響を与える内容が1項目あります。それは日本人のカジノ利用に関するルールです。

IRは外国人利用者向けの施設ですが、日本人も利用可能となっています。その代わり、厳しいルールの元での利用となります。

IR利用に関するルール
  • 日本人のみカジノ入場料6,000円を徴収する
  • マイナンバーカードの提示が必須
  • 週に3回までしか利用できない
  • 28日間に10回までしか利用できない
  • チップの購入にクレジットカードは使えない
  • 家族など関係者からの入場制限が可能

外国人利用者は入場料無料で、特に厳しいルールもなく利用できるので不平等だと感じるかもしれません。

ですが日本では本来、カジノは違法で賭博罪に該当します。

法律上禁止されているものの、IR施設内のカジノに限り違法としないと決まったので、特別に厳しいルールが設けられたというわけです。

ギャンブル依存症になる人や、借金まみれになってしまう人を増やさないためにきちんとルールが設けられています。

IR法案は専門用語の羅列ばかりで難しいですが、首相官邸ホームページで閲覧ができます。興味がある人は読んでみてください。

IR法案ではオンラインカジノは除外されている

IR法案はカジノのルールをまとめたものですが、実はオンラインカジノについては触れられていません。

内容はすべてIR施設内のカジノに関するもので、今後オンラインカジノの規制がどうなっていくのかは分からない状況です。

IR法案はオンラインカジノは対象外だと覚えておきましょう。

ですが巷では「IRカジノを許可するなら、オンラインカジノも許可してほしい」という意見がすでに上がっています。

なぜなら、海外ではオンラインカジノからの税収目的に許可する国も出てきているからです。

日本の政府がどのように判断するかは分かりませんが、海外オンラインカジノを法を犯してまで使われるよりは、許可して税金を徴収した方がいいと判断する可能性はありますよね。

ただ現状、日本におけるオンカジの合法化は全く見通しが立っておらず、2025年5月には自民党と立憲民主党がカジノへの誘導広告なども禁止する実務者協議を開始しました。

今後は規制がさらに強化される方向にあり、合法化される可能性は非常に低いものとなっています。

IRとオンラインカジノの関係性

カジノというだけでIRとオンラインカジノは関係があると思われがちです。

SNSでは「IRのカジノってオンラインカジノの実店舗なの?」という質問をしている人も見かけました。

ですが、IRのカジノとオンラインカジノは全く関係ありません。そもそもIRのカジノとオンラインカジノは、運営のスタイルや目的がまったく違います。

IRカジノオンラインカジノ
運営スタイル施設を構えて利用者が来店ネットでアクセス
目的地域の経済の活性化サービスの売上
政府の許可ありなし
日本での運営合法違法

オンラインカジノは、完全に収益を目的として運営されているギャンブルサービスです。

住んでいるエリアにカジノがない・カジノまで出向いて遊ぶ時間がない・営業時間を気にせずに好きな時間に遊びたいという人向けにサービスが提供されています。

反対にIRの目的は「地域の活性化」です。観光地や周辺施設の経済が潤うことを目的としています。

そもそも、オンラインカジノは日本では違法なので運営できません。だからこそ、日本の法律が適応されない海外のオンラインカジノが流行したのです。

日本のオンラインカジノが違法なら、海外のオンラインカジノを使えばいいと思ったら大間違いです。
日本からお金を賭けてプレイをした時点で、賭博罪に該当し違法となります。
警視庁の公式ホームページでも違法であると注意喚起されているので、利用してはいけません。
ただし、入金不要ボーナスやデモプレイを利用することは違法にはなりません。

違法と合法の境界線も全く違う

IRのカジノは合法、オンラインカジノは違法です。

そして皆さんに知っておいていただきたいのは、IRのカジノとオンラインカジノでは違法・合法の境界線もまったく違うということです。

IRのカジノは条件つきで合法、オンラインカジノは完全に違法となります。

カジノサービス違法・合法のライン
IRのカジノIR施設内であれば合法
オンラインカジノ日本国内では違法

IRのカジノは日本国内のIR施設内であれば、金銭を賭けたプレイでも違法になりません。

もちろん、IRではなく一般の店舗やマンションの一室などを使って営業をしている闇カジノで、金銭を賭けたプレイをすることは違法です。

IR施設に限ってカジノで遊んでも違法にはならないと決められています。

一方、オンラインカジノは日本では完全に違法です。違法・合法のラインどころか、利用すること自体が法律に違反となってしまいます。

このようにIRのカジノとオンラインカジノは全く別物なのです。

IRカジノとオンラインカジノの運営会社に関係性はない

MGMリゾーツ・インターナショナル

「IRカジノとオンラインカジノの運営会社が同じだったりしないの?」という質問がありました。

答えは「NO」です。IR施設内にできるカジノの運営会社と、オンラインカジノの運営会社に関係性はありません。

そもそも、オンラインカジノは海外の企業が運営していますからね。

IRカジノに関係する企業の名前は公開されていますが、オンラインカジノとは無関係です。

IRカジノの関係企業
  • MGMリゾーツ・インターナショナル
  • コナミグループ
  • セガホールディングス

MGMリゾーツ・インターナショナルは、アメリカのカジノ運営会社です。オリックスと約40%ずつ出資して、MGM大阪株式会社として、大阪IRの開業に向け取り組んでいます。

コナミグループやセガホールディングスはみなさん聞いたことがありますよね。

TVゲームやゲームセンターでプレイしたことのある人が多いと思います。IR計画では、カジノ内に設置するスロットマシンなどのゲーミング機器を製造・販売する企業です。

オンラインカジノの運営会社は海外企業であり、IR計画にはいっさい関与していません。

IRとの関係性よりも、オンラインカジノ業者同士の関係性の方が可能性としては高いです。姉妹サイトや提携などの記載があれば、同じ企業やグループ企業が運営しています。

IRとオンラインカジノのよくある質問

IRにオンラインカジノを作るのは合法なんですか?

IRのカジノ内にオンラインカジノを作る場合、法律がどう適応されるかは不明です。現在のところ決まりがないので、もしオンラインカジノが導入されるとなると、新たな法案が追加されるでしょう。ただ、IRカジノ施設内に限りカジノが許可されているので、オンラインカジノが導入される可能性は極めて低いと考えられます。

オンラインカジノはグレーじゃなかったんですか?

以前は法律に違反するかしないかのグレーゾーンと言われていました。ですが現在は、警視庁も違法だと断言しており、曖昧なものではなくなっています。日本からお金を賭ける行為は違法だときちんと認識しておきましょう。

IRとオンラインカジノに関係性ができる可能性はありますか?

法律違反になるため、日本国内の企業が運営するオンラインカジノはありません。よって、今後IRとオンラインカジノが手を組んでサービスを提供する可能性はゼロに近いでしょう。摘発されている人たちが利用しているのは、海外のオンラインカジノです。

IRとオンラインカジノの関係性のまとめ

無関係

今回はIRとオンラインカジノの関係性について解説しました。

同じカジノサービスなので何かしらの関係があると思っていた人も多いと思いますが、まったくの別物で無関係です。今後つながる可能性も低いでしょう。

日本初のIRは2030年開業予定でまだ先の話です。新しい情報が入り次第、随時更新していきます。

オンラインカジノの利用は賭博に該当します。日本から金銭を賭けてプレイをしてはいけません。カジノは法律を守って楽しみましょう。

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